Beyonce(ビヨンセ)/B'DAY(2006)
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ついに出ました!
グラミー賞をとりまくった『Dangerously In Love』以来、実に3年ぶりのセカンドアルバム『B'day』が発売になりました。Beyonce25歳の誕生日(9/4)に発売のこのアルバムですが、スタジオでの制作期間はわずか3週間。一流のプロデューサー陣を迎えて、気合の入った1枚になっています。
まず、恋人のJAY-ZをフィーチャーしたDEJA VU FEAT. JAY-Zからスタート。ステージやプロモーションビデオなどで、アフリカンダンスチックな激しいパフォーマンスを見せ付けている強烈な一曲。プロデュースはDestiny's Child時代にLose My Breathなどを手がけたRodny Jerkinsが担当してます。
また、「オッオー、オッオー、オオ オオオ」でおなじみのCrazy in LoveをプロデュースしたRich HarrisonもSUGA MAMAとFREAKUM DRESSで登場。さらに、Swizz BeatzもセカンドシングルRING THE ALARMを担当するなど、かなり力が入ってます。
歌の世界はまさに“Beyonceワールド”。まさに強い女性の極み。浮気性の男に渇を入れたり、調子に乗る男を打ちのめしたり… 「もっと力強く、恋愛の苦しい部分を受け入れるための勇気を与えられるようなもの」というのが今回のアルバムのテーマのようで、Destiny's Childの時よりもさらにパワーアップしているといった感じです。
ちなみに、このアルバムの最後にアンコール的な曲が2曲仕込まれています。1曲目はBeyonceがダイアナ・ロス役で登場する映画『ドリームガール』(07年公開予定?)の劇中歌LISTEN。かなり壮大なスケールで、しっとりと、しかし力強く聞かせてくれています。
個人的にはこの曲が一番良かったりして。
元Destiny's Childのメンバーで、先日ソロファーストアルバムをだしたLeToyaと比べると、やはり圧倒的な歌唱力の違いを見せ付けています。こりゃ実力が違いすぎるぞ…
ただ、長く準備されて発売されたDangerously In Loveと比較すると、B'Dayはちょっと荒さが目に付くかなといった感じ。中盤で、若干マンネリ気味なところがあったのも少し気になったところ。ただ、今後、映画やファッションなどの世界で色々な新しいことにチャレンジしていくBeyonce。そうした経験が、新しい楽曲を生み出してくれることが期待できそうな一枚には仕上がっています。まだまだ彼女から目が放せそうにありません!